「地方分権」とTV視聴率の話
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作成日時 : 2010/03/14 13:43
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14日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」。原口総務相と中田横浜、河村名古屋の両市長が地方分権について意見を交わしたが、キャスターの田原総一郎氏によれば、この種のテーマの番組は視聴率が取れないそうである。さもあろうかと思う。今回の討論も馴染めないものだったが、中田、河村という知名度が高い巨大都市の顔を並べ、気鋭の原口大臣を併せて起用したことで、「少しは視聴率も上がったことだろう」と、田原氏は得意そうだった。さて、どうだったか。
この3人、野党時代の民主党の元気者で、テレビ朝日の人気番組「テレビタックル」の常連でもあった。今回は「自治の顔」として揃い踏みしたわけだが、率直に言って、彼らから地方分権の具体的なイメージは湧かなかった。苦言を呈すれば、視聴率を取るための顔見世興行に過ぎず、理解できたのは、彼らが能弁であるということに尽きた。
この日の結論は「地方自治体に対する国の関与をなくす」ということ。しかし、一方では、自治体自身の能力も問われているという現実がある。都道府県や政令指定都市ならともかく、一般市町村はどうか。また、究極の自治として、公共意思決定に当たり住民参加を制度化する考えもあるようだから、コミュニティーの再生も必要だ。分権の道程はことほど左様に厳しいので、田原さん、当面の視聴率などケチなことは言わないで、キャンペーンを続けて下さいよ。(了)
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